『香り』で作業効率アップ!~アロママーケティングとは?その④~
- 2016.06.24
- その他
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こんにちは。
さあ、今日を含めて残すところあと2回となった『アロママーケティングとは?』シリーズ。
本日は4回目となります。
嬉しいことに、徐々に記事のアクセス数も上がってきており、多少ですが興味のある方から問い合わせをいただいたりしております。
いやー、嬉しいですね。
ただ、あと2回残ってますので、しっかり魅力を伝えていきたいと思っています。
過去3回もチェックしてください。
- 『香り』でお店をブランディングする~アロママーケティングとは?その①~
- 『香り』の力を侮るな!~アロママーケティングとは?その②~
- 『香り』は最高のブランディング効果がある~アロママーケティングとは?その③~
- 『香り』の可能性は無限大!~アロママーケティングとは?その⑤~
4回目の今日は、企業がブランディングや売上アップの為ではなく、作業効率をアップさせるために『香り』を導入しているケースになります。
実は、「対顧客」ではなく、「対従業員」の為に導入しているケース、結構多いんですよ。
職場の雰囲気と社員のモチベーションアップにも『香り』は効果がある
『香り』の力を使って、職場の雰囲気を和らげる事で、従業員の欠勤率を下げたり、モチベーションを上げる働きをしている企業があります。
しかも『香り』は、体感温度を調整し、CO2排出量を削減する効果もあるというので、梅雨のこの時期なんかはぜひ導入したいですよね。
オンキヨーの例
紹介するのは、鳥取県にあるオンキヨーのPCカスタマーセンターの例。
「操作方法が分からない」みたいな事で問い合わせるところですね。
そのコールセンターで、アロマを導入しました。
目的は、お客様満足度を上げるため。オペレーターの働きやすい環境を作ることで、お客様対応の精度を上げる狙いがあります。
オペレーターとか、テレアポとかやった事ある人ならわかると思いますが、大勢いるとはいえ、基本的には電話越しで1対1で顧客に相対するオペレーターの業務って、基本孤独なんですよね、。
また、こういうコールセンターに電話してくる人って、「パソコンの電源の入れ方がわからない」とか、そういうレベルの人も結構多いので、なるべく専門的なワードを使わないで案内しないといけないので、ストレスもたまります。
そういう時、『香り』があるとリラックスできるし、この連載で何回も言っているように「香りは記憶とリンクする」ので、ONとOFFの切り替えができ、一気に仕事モードに入れるので業務の効率がアップするというメリットがあります。
- 『香り』でお店をブランディングする~アロママーケティングとは?その①~
- 『香り』の力を侮るな!~アロママーケティングとは?その②~
- 『香り』は最高のブランディング効果がある~アロママーケティングとは?その③~
- 『香り』の可能性は無限大!~アロママーケティングとは?その⑤~
欠勤率と離職率が低下
このオンキヨーでは春夏秋冬で香りを変えているそうです。
作業効率やリラックス効果を狙って導入したアロマですが、思わぬところでも効果を発揮しました。
それは、欠勤率と離職率が下がったという事。
コールセンター業務って、結構離職率高かったりするんですが、香りを導入後に下がるっていうのは、働きやすい環境が作られている証拠だと思います。
話はそれますが、こういうコールセンターの人って、会社の利益を追求するばかりのいわゆる「ブラック」体質の企業が多いんですが、利益を追求するなら、まずは「人財」を大切にしないとダメだよっていうことが分かっていない人が多いですね。
こちらの企業ではその辺がしっかりわかっているので、『香り』の導入もオペレーターの方々の意見を取り入れて採用したそうなので、「働かされている」という感覚から「この会社をよくする為に働いている」という感覚に、各々がなったんだと感じます。
コクヨの例
オンキヨーのように自社の従業員の作業環境を整える為に『香り』を導入した企業が出てきているので、そこに注目した企業がオフィス向けの『香り』の商品開発を行っています。
それが文具メーカーのコクヨです。
これは先述した「体感温度を調整し、CO2排出量を削減する効果」に着目し、実験は1年の中でも最も暑いとされる8月に、ミントを中心にブレンドした清涼感のあるアロマを1週間用いて、そのうちの1日とアロマを用いなかった日とで、空間の快適性がどの程度変化するか、テストマーケティングを行いました。
結果としては、このテストは大成功。
アロマと冷房を組み合わせると、より高い温度でも快適性が損なわれない事が実証されました。
これは、地球にも優しいエコを色々な企業で導入できる良い例となりました。
この結果を踏まえて、きっとそのうち空調機から香りが発生する家電が出てくることでしょう。
首都高速道路の例
なんと驚くことに、オフィスだけでなく高速道路でも『香り』は導入されているって知ってました?
事故を減らすために、『香り』を導入した例があります。
首都高速道路の主要パーキングエリアで販売されている2種類のアロマ。
1つはクールダウンに効果的な香り、もう1つはブルーな気分をハッピーに変える活性効果のある香りです。
五感でドライバーの心理に働きかける試みを
貨物や旅客の運輸を担う商業ドライバーにとって、車内を快適に保つ事で、安全運転を心がけ、顧客サービスを高める働きは重要です。
ドライバー自ら、自分の置かれた職場環境=ドライビング環境を優しくリフレッシュするためのツールとなるように今後も広まりを見せています。
『香り』はワーカーの心理面に働きかけ、気分の切り替えを促し、さらには体感温度まで調整する機能を持つ
企業を支えるのは「人財」であり、「人財」こそが顧客満足=売上に直結します。
そこを理解し、より従業員が働きやすい快適な職場へと、環境改善に動く企業が急増しているのは良い事だと思います。
最終回となる第5回では、『香り』を使った健康をテーマに、『アロママーケティング』の総括を行いたいと思います。
こちらの記事もどうぞ。
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- 『香り』の力を侮るな!~アロママーケティングとは?その②~
- 『香り』は最高のブランディング効果がある~アロママーケティングとは?その③~
- 『香り』の可能性は無限大!~アロママーケティングとは?その⑤~
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