【サッカー】日本代表vsパラグアイ代表 本番に向けて高まる期待値
- 2018.06.15
- サッカー代表
- 2018ワールドカップ, サッカー, 日本代表

こんばんは、トヨアキです(@t040aki)。
ワールドカップ前、最後のテストマッチ。「仮想コロンビア」とされる、パラグアイ代表との試合が行われました。
仮想コロンビアといっても、ただ南米のチームというだけであまり参考にはならないと思いますが、それでも4点獲って勝てたことは、ワールドカップに向けて、良い雰囲気で向かうことができるでしょう。
ただし、4点取れたからといって、安心してはいけません。
だって相手は、ワールドカップに出場しないパラグアイ。W杯の出場するスイスとは、メンバーもモチベーションも違います。
でも、パラグアイ戦でいくつかの発見とコロンビア戦のゲームプランが見えてきたことも事実です。
日本代表vsパラグアイ代表戦を観ての感想
4点取って勝てたこと、そして乾、香川、岡崎らの、怪我やハリルホジッチ体制では不遇の時代を送っていた選手たちが活躍したということで、明るい材料が見えてきた日本代表。
特に岡崎と香川は、前半の頭からゲームプランを認識し、チームを引っ張っていました。
特にスイス戦と違うのは、前線からのプレッシングでした。
これについては、西野監督の指示なのが、選手の判断なのかわかりませんが、パラグアイを混乱させていました。
そういう意味では、この試合は終始ペースを握っていたと言えるでしょう。
やりたいことが前半から明確だった
パラグアイ戦勝ちました!!
皆んなで粘り強く戦った結果だと思います!!
自分自身も四年ぶりに代表でゴールを決める事が出来ました!
初戦のコロンビア戦、いい準備をして皆んなで戦いたいと思います。
応援よろしくお願いします!! pic.twitter.com/RGWMUzsr8A— 乾 貴士/Takashi Inui (@takashi73784537) 2018年6月13日
岡崎と香川が連動してディフェンスラインを追いコースを限定する。そして入った縦パスをサイドバックorボランチでチェックしてボールを奪い、ショートカウンターで攻める。
これが前半から日本がやりたかったサッカーであり、それがパラグアイ相手にハマりました。
この試合のポイントは、岡崎と香川の守備のやり方です。
スイス戦やウクライナ戦、同じように前からハメようとしていましたが、大迫一人で追い回したり、本田が突然追いかけまわしたり、そう思ったら全く追わなかったりと、前線の気まぐれでチェックをかけるシーンを見かけましたが、この試合は基本的には前から追うように徹底していました。
後ろの選手とのバランスが重要ですが、前線の選手全員が後のことを気にせずに追いかけ回しているのは、やっぱりこれが日本が世界と戦うために必要だと、再認識したのではないでしょうか。
先制点と取られたことと、後半終了間際に点を取られたこと。この2点はいただけませんが、それ以外は期待値の高まるゲームを見せてくれた、そんなゲームでした。
パラグアイ戦での発見
【コラム】日本の守備を機能させた前線の4人 戸田和幸がパラグアイ戦を“解いて説く”(写真:ロイター/アフロ)https://t.co/aO0jQmeOjf#daihyo #サッカー日本代表 #W杯 #ワールドカップ #WorldCup
— スポーツナビ サッカー編集部 (@sn_soccer) 2018年6月14日
このパラグアイ戦、いくつかの発見がありました。
新発見というよりは、再発見という感じのものばかりですが、基本的には前回のブログで述べたように「選手同士の組み合わせ」がポイントだったと思います。
それに加え、適材適所に選手を配置したことで、各選手がストレスなくプレーしていたことが印象的でした。
乾・香川の盟友が躍動
【パラグアイ戦 ゴールシーン💥】
乾の2ゴール熱かったです😳‼️
香川にゴールが生まれたのは
ほんと良かった〜😂W杯本大会前のラストマッチを勝利で飾れたのが最高ですね!#daihyo #日本代表
— 日本サッカー全力応援⚽️ロシアW杯 (@j_sokuho2017) 2018年6月12日
これまで、乾と香川が代表戦で一緒にピッチに立ったゲームはどのくらいあったでしょうか?
それも、今回のように近い位置でプレーすることはあったのでしょうか?
乾と香川が近いポジションでプレーすると、こんなにワクワクするんだと、セレッソ時代の二人を知っている人たちは改めて感じたことでしょう。
乾と香川がポジションチェンジを繰り返しながら躍動することでマークがずれ、逆サイドの武藤や前線の岡崎がゴール前に侵入できていたので、とても効果的な攻めができていたでしょう。
二人とも、決めなければいけないシーンをふかしていましたが、ああいうところは本大会ではキッチリ決めてほしいところですが、それ以外は最高の出来だったと言えます。
岡崎の存在意義
【W杯本日開幕!】
オーストリアのホテルで記念撮影をした #日本代表 チーム。#長谷部誠 選手 #西野朗 監督 #昌子源 選手が、パラグアイ戦に勝利したチームの雰囲気を語ってくれました。本日いよいよロシア入りします。#daihyo pic.twitter.com/Df6emJPSiS— フジテレビサッカー (@cxfootball) 2018年6月13日
改めて、岡崎という選手の存在意義を感じられたゲームでした。
彼が献身的なプレーで、前線からボールを追いまわし、クロスには必ずニアに入っていくことで、バイタルエリアがポカンと開くようになっており、2点目はまさに彼の献身性が生み出したゴールであると言えるでしょう。
岡崎はFWとしてプライドを持ち、点を獲るということにこだわりを持っています。
それでも、献身的にディフェンスを行うことでチームに貢献し、得点が取れなくても我慢してそれを続けたこと、これは皮肉かもしれませんが「岡崎はやっぱり必要だ」と考えさせる結果にもなりました。
本人は満足していないでしょう。でも、それでも献身的に動ける。それこそ岡崎の存在意義であると、再発見しました。
レジスタ・柴崎のゲームメイク
ニュースウオッチ
パラグアイ戦の岳さん
インタビューのコメントは通常運転w pic.twitter.com/y79G5inlki— MARINE (@Luna_Marine) 2018年6月13日
これまで、なぜか試合に出れない柴崎。
スペインで戦っていることからも、大島よりも球際の強さがあるので、柴崎を使うべきだと思っていましたが、この試合では自らの優位性を見事に発揮したと言えるでしょう。
ボランチのコンビを組んだ山口がバランスをとってくれた事、前に香川というスペースを使うのがうまい選手がいる事、両サイドに裏への抜け出しが得意な選手がいた事と、柴崎が生きる条件が揃っていました。
そして見事に、攻撃のタクトをふるってくれました。
セットプレーも期待を持って見ることができ、遠藤の後継者はやっぱり柴崎だと感じさせてくれたゲームでした。
左サイドバック・ゴートク
🇯🇵コラム🇯🇵
化学変化もたらした乾&香川、“生かし生かされる”2人が見出した可能性🔻記事はこちらhttps://t.co/oKwkAn1FtH
🗣️編集部より
「元川悦子さんによる #乾貴士 と #香川真司 のコラムです。12日のパラグアイ戦では2人の連係からゴールが生まれました!」 pic.twitter.com/94DUd3232a— サッカーキング🇯🇵 (@SoccerKingJP) 2018年6月13日
個人的に、両サイドバックができるというゴートクの評価は、買いかぶりだと思っていました。
それは、この試合で左サイドバックに起用されたときのプレーを見て、改めて思いました。
彼の特性は、左サイドバックだと。
相変わらずクロスの精度は悲しいくらいダメダメでしたが、右サイドバックより左サイドバックの方が安定感がありました。
彼、両利きっぽく見られてるけど、多分本質的には左利き。
ゴートクは左サイドバックでいいと思う。右サイドに配置された遠藤も、オフェンスでは不十分でしたが、ディフェンスでは見事なプレーを見せていたことも、発見でした。
パラグアイ戦を踏まえた上でのコロンビア代表戦の戦い方
パラグアイ戦、香川がトップ下で躍動! 乾が示した世界との戦い方【どこよりも早い採点】https://t.co/ktSmi0gyzW#daihyo #日本代表 pic.twitter.com/A1WPHHv0Vm
— フットボールチャンネル⚽️ (@foot_ch) 2018年6月12日
仮想コロンビアと位置付けたパラグアイ戦でしたが、この試合で圧勝したからといってコロンビアに勝てるかと言われたら、絶対そんなことはありません。
というより、ワールドカップのグループリーグは、1試合1試合戦うことも大切ですが、3試合通じて勝ち点の計算をすることがとても重要です。
当然、選手やサポーターは3戦全勝を期待するのでしょうが、強豪国じゃないんですから、目指すのは3戦全勝ではなく、3戦無敗。
勝つのは1試合だけでOKです。そう考えると、コロンビア戦の戦い方が見えてきます。
グループリーグを突破するために初戦は負けないことが大切
【日本代表活動日記】6/12 パラグアイ戦後コメント(乾、香川抜粋)https://t.co/y9wNnfb3wz pic.twitter.com/8lsVb9dhmd
— きょ。 (@crz_K_crz) 2018年6月13日
ワールドカップのグループリーグの初戦で大切なことは、「勝つこと」ではなく「負けないこと」です。
日本代表は、総じて南米のチームに弱いという傾向があります。
なぜかわかりませんが、苦手意識があるようです。
ただ、2010年のコロンビア、2006年のブラジルなど、第3戦目に戦うことが多く、「勝たなければならない」ことが前提の試合がほとんどです。
初戦で当たるのは、1998年のアルゼンチン戦以来。この時は、バティストゥータなどのメンツを要するアルゼンチンに対し、名波のミスから失点した1点のみで、比較的守れた印象でした。
つまり、勝とうとしなければ、負けないことは比較的無理なことではないのです。
フォーメーションは5-4-1
🇯🇵コメント🇵🇾
「結果が何より大事だった」…柴崎岳、勝つために「多少無理矢理にでも」🔻記事はこちらhttps://t.co/dbca6kmcod
🗣️編集部より
「#柴崎岳 はパラグアイ戦に先発出場し、惜しいFKを放つなど活躍しました」#daihyo pic.twitter.com/buzcXKeKeH— サッカーキング🇯🇵 (@SoccerKingJP) 2018年6月12日
以上のことを踏まえて、コロンビア戦の予想といか、僕が推奨するメンバーと戦い方を発表します。
GK 中村
DF 遠藤・吉田・長谷部・植田・長友
MF 武藤・山口・柴崎・原口
FW 大迫
これがスタメンです。
あれだけ褒めた、香川や乾、岡崎は出しません。
というのも、コロンビア相手に前からハメるサッカーをしても、おそらく軽くいなされます。
その時に立て直せるだけのゲームプランを、今の日本代表が持っているとは思えません。
だったら割り切って、ガッツリ守って引き分け。
勝ち点1取れたらOKの戦い方をします。
批判は多いかもしれませんが、勝てば官軍。
予選リーグ突破したら絶対評価変わるから。日本のスポーツマスコミなんてそんなもん。
GKは、安定感よりも神降臨が期待できる中村を。マイアミの奇跡や上述のアルゼンチン戦は、川口能活の神降臨があってこそなので、その役目を期待します。
5バックは、右サイドに守備が計算できる遠藤を。
サイドバックと言いつつ、ほぼセンターバックの役割です。
センター3人は、吉田とリベロで長谷部。そしてもう1枚は植田にしました。
長谷部を残しているので、失敗を恐れずに高い身体能力を活かして、ガンガン相手とやりあってほしい。植田にはそんな期待をしています。
昌子でもいいんですが、4年後、8年後を考えて植田に期待したいところです。槙野?誰それ?
中盤は、武藤・山口・原口は守備要員。
豊富な運動量と体の強さで、ゴリゴリ守ってもらいます。
大迫は前線で孤立することが多くなるので、まずはしっかりとキープして時間を作れること。
あとは、パンチ力があって、一人で点を取れることが起用の理由です。
柴崎は、守備一辺倒だと流石に持たないので、彼が中盤で前を向いた時、大迫+武藤or原口でゴールまで迫ることを想定しています。
1点取れたらラッキーくらいな感じです。
守備がハマれば、このメンバーでフルタイム戦ってもいいでしょう。
スタミナの落ちてきた選手と、守備が計算できる選手を変えるくらいです。
この戦い方で、コロンビアには負けないことが大切になります。
パラグアイ戦のメンバーはセネガル戦で披露する
パラグアイ戦で結果を出したメンバーですが、このメンバーはセネガル戦で披露します。
そう、セネガル戦は、勝つ試合です。
セネガル戦の予想は、初戦のコロンビア戦を踏まえて、また別途記事にしたいと思います。
まとめ
パラグアイ戦のデータ放送の吉田の紹介が草生えるじゃあねぇか。 #daihyo #日本代表 pic.twitter.com/lFOsfs8hoF
— YAODY@Ys2音楽アレンジ (@Y_and_D) 2018年6月12日
パラグアイ戦では良いプレーを見せ、ワールドカップ初戦に向けて良いムードになった日本代表。
ただし、この試合は忘れて、コロンビア戦では180°違うサッカーをすることを推奨します。
負ければ地獄、引き分ければ天国。予選突破の可能性はグッと高まります。
理想を追って散るのか、現実を追って戦うのか。
西野監督の判断が試される、そんなコロンビア戦になるでしょう。
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